おねのむこうADVANCE

2015年8月1日〜2日 剣岳 源次郎尾根

大学の後輩とアルプスへ!

私たちが学生の頃、OBの先生方の協力を得て復活させた山岳同好会は、今も(もっぱら)I(アイ)先生のたゆまぬご尽力で多くの新入部員を迎えている。そんななか、アイ先生ともよくベースキャンプでトレーニングしており一番頑張っていると言えるTさん(以後、TANI)が「剣岳を源次郎尾根から登りたい」と私たちに相談してきてくれた。計画や行動はあくまで彼女の主動のもと、私たちとアイ先生がアドバイザーという形で同行することになった。
TANIにとってはじめてのバリエーションで憧れの劔へGO!

P8010005 2.jpg夏合宿ですでに入山しており、南アルプスから転戦してきたアイ先生、TANIと扇沢の駐車場で前夜に合流。今回は時間の関係から、全装備を持って初日に源次郎に入り、行ける所まで行ってビバーク、翌日下山というちょっと頑張るプランだ。ビールつまみを囲みながら綿密な作戦会議をした。私たちもアルプスのクラシックなバリエーンションは久しぶりだし、源次郎尾根ははじめて。4人みんなワクワクしながら眠りにつき、迎えた翌朝、天気は文句無し!
本サイトでもすっかりおなじみ(?)となったアイ先生(以前はI藤先生として出演)は名札つきのヘルメットを扇沢駅から着用で気合い200%!





P8010035.jpg晴れの週末でアルペンルートはいつも通りの大にぎわい。室堂も極上の青空だ。
今回は時間勝負なのでどんどん歩く!劔御前小舎には11時前に到着した。歩き始めて1時間半といいペースだ。トイレが空に浮かんでる〜!



P8010039.jpg今回はスピード重視なので、自身の技術も考え合わせた上でなるべく装備を少なくする工夫をしてもらった。ギアは60mダブルロープ1本、スリング類を数本で、食料はアルファ米。ビバークはツェルトとマットとシュラフカバーのみ。そして4人の炊事用の水は全部TANIが持っている。彼女はかつて歩荷選手権(?)で活躍したつよつよガールなのだ!



P8010042.jpgこの後も順調に一般道を進み、劔沢に到着した。ここでハーネスとメットを装着し、11時半には雪渓へのアプローチを開始した。



P8010044.jpg真砂沢へと続く登山道を進み、途中から劔沢雪渓へ降りる。今回は軽量化のためアイゼンも置いてきたのだ。ついにバリエーションの世界へ突入だ!



P8010045.jpgほんの少し傾斜が急なところもあったが、ステップも刻まれ雪も適度にゆるんでいて予想通り問題ナシ!雪からの照り返しがまぶしい!!



P8010049.jpgヘーゾーたんを過ぎると・・




P8010050.jpg大きなボルダーのすぐ脇に、比較的明瞭な踏み跡発見!ここが取り付きだ!
ということで12時登攀開始!


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