どうやらアルパインスタイルという手法があるらしく、とっても素敵でクールな登山スタイルらしい。なるほど、僕もこれをやってみたい。大きな壁に自分のラインを描いて降りてくる。その間はまともなビバークもできずに行動し続けることになるかもしれない。ってことで、そういう練習もしてみようと思いつき、聖・赤石・荒川の耐久縦走を計画しました。

駐車場を出発してから帰ってくるまでのタイムリミットを７２時間に設定。この７２時間は通常の行動時間に拘る事無く、自由に行動するというのが今回の狙い。条件が良ければ７２時間で聖・赤石・荒川を回って帰って来れるはずだ。

装備は最低限のもの、冬壁登攀中に担いでいるものだけだ。つまり、スコップもワカンもなし。
※帰ってきてからチッペに話したら「それって登る気無かったってことだよね」って言われてしまいました。確かに、いくら妄想登山でもその山に相応しい装備は準備しないと敗退しちゃうからね。

さあ妄想登山開始！これから僕は冬壁にアタックする設定です。駐車場を２２日の１６時頃出発。２５日の１６時までにここに戻ってこなければなりません。

ヘッデンで林道をテクテク歩きます。時折現れる動物たちが退屈を紛らわしてくれます。ただ崖の上の猿による落石にヒヤヒヤ。キャッキャ言って喜んでました。そんなに僕が入山するの嫌なの？
２０時頃に登山口到着。

ここで代休止。ツェルトを張って、夕飯を食べて、ここからの登りに備えます。

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