核心部まではお散歩気分
美しい朝焼けを見ながら装備を整える。ここから上は森林限界だ。
久しぶりの冬山に気持ちが引き締まる。
少し歩くと青ナギだ。写真ではよく見ていたけど、想像よりもダイナミックな景観だ。
正面にはこれから登る阿弥陀、右手には権現の岩壁がすぐ近くに迫り、左には北八ヶ岳の峰、後ろを振り向くと遠くに南アルプス。
ここでテントを張りたくなる気持ちがよくわかる。
徐々に冬山の世界に突入。
しかし特に危険な所もなくテクテク歩く。雪は少なく、夏道をはずさなければ問題ないけど、はずすとハイマツがうざい。
一部の記録で少し緊張すると書かれていたp3を回り込むトラバース。
しかし、完全な登山道状態。「まあ、こんなもんだよな」と進んでいくと、
なんともお粗末なフィックスが。これはなんだ?細引き?強度も不明だし、自己確保しようにもこの太さじゃやりにくくてしょうがない。手でも掴みにくいし。バリエーションルートなんだからこんなの全部撤去しちゃえばいいのに。