おねのむこうADVANCE

2013年12月7日 阿弥陀南稜

明け方のアプローチ

 「阿弥陀南稜は素晴らしいルートだ」と、どのガイドブックにも記されているし、ネットで記録を見ても楽しそうだ。いつかは行ってみたいとバリエーションを始めた頃から思っていたが、行く機会が無いまま数年が過ぎてしまった。今となっては「成長の為にはわざわざ行く必要の無いルート」の1つになってしまった。
 しかし、この日はチッペがいないし、1日しか空いてないし、シーズン始めだし、阿弥陀南稜に行くにはうってつけの日だ。さっそく準備を整えて、船山十字路に向かった。

PC070760.JPG船山十字路は十字路でもなんでもなくて林道終点のゲートです。到着は4時頃。もちろん真っ暗だけど、森林限界より上で朝を迎えたくて、出発する。



PC070762.JPG歩き始めてすぐに小さな徒渉が3回あるが、どれも水量は少なく問題無い。



PC070764.JPG林道から登山道に入るが、暗くて道がよくわからない。適当な所で適当に尾根の上に上がったら道があった。基本的にはしっかり踏まれているけど、時々険しい岩稜とかになってびびった。おそらくそういう部分は巻かれているんだと思うけど、まだ暗く、尾根をはずして迷う方が心配だったので忠実に尾根の上を歩いた。



PC070776.JPG予定通り、森林が薄くなってきた辺りで空が明るくなってきた。南アルプスが美しい。



PC070777.JPGそして青ヤギの少し手前で御来光。
上空は薄い雲に覆われているけど、太陽は下の方にあるから光は当たる。雲がオレンジ色に燃え、稜線の樹氷が黄金に輝く。こんなの見た事がない。ものすごく綺麗な朝焼けだった。
僕たちクライマーはこういう景色を見て美しいと感じる事はできても、それを人に伝える手段は持っていない。
写真家や小説家は美しい景色を自己表現の一部として取り入れられるのが羨ましい。
そうやって誰かと共有したいって思うぐらい素晴らし光だった。



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